元々そんなに好きではなかった納豆。
10数年前の事がきっかけで、ほとんど口にすることはなくなりました。
ある日、仕事から帰ってきた深夜に、母親が用意していてくれた夜食。
おこわのおにぎりでした。
夜食用にと夜に蒸したおこわ。
母親はおにぎりを握る時、直接手で握ることはなく、必ずラップでにぎいます。
冬だったこともあるんで、暖房は入った状態ですけど、深夜なので両親とも寝てるんで、リビングの温度はそれほど高くない状態でした。
いつものようにテーブルに置かれたおにぎり。
口に運んだら違和感が。
「これは納豆のおにぎり?」って状態でした。
味や臭い自体は特に違いはなく、中に具が入っているのかおにぎりを割ってみると、具材は入っているものの、普通におこわの具材。
ただいつもと違ったのは、割ったおにぎりのお米の1粒1粒から何本もの糸が引くじゃないですか。
慌てて口から吐き出して、うがいをしました。
ほぼ飲み込んではいないんで、その後の体調に変化はなかったんですけど、あの粘着き、糸を引く感じが忘れられません。
焚きあがってからおそらく6時間ほどは経っていたかと思いますけど、加熱しても短時間であんなに凄い状態になるのにはちょっと驚きました。
一般的に朝炊いたご飯は、お昼のお弁当に持って行くもんです。
そのくらいのタイミングで、あの状態になるなんて、意外にお弁当も危険だなって思った時でした。
あの日から忘れられなくなったあの感触。
何度か少し試しては見るものの、納豆の感触ととても似ていたことから忘れられず、今でもあまり食べる気にはならない状況です。
おそらくもう、普通に食べることはないと思います(^^;)